感温染料カプセルとは?

感温染料は温度によって、可逆的に(発色)←→(消色)の変化をする成分をマイクロカプセル化したものです。ある特定の温度より低温側では発色し、高温側では消色します。(発色)←→(消色)は繰り返し行うことが可能です。(有色)←→(無色)の変化が通常ですが、カプセルの他に一般的な顔料を加えることで、(有色)←→(有色)の変化も可能となります。カプセルが水溶液中に分散したスラリータイプと、水分を除去して乾燥したパウダータイプがあります。色はブラック、スカイブルー、グリーン、レッド、オレンジの5種類で、各色によって設定温度が異なります。

※ベース色による組合せで、発色時の色が上記色見本と異なることがあります。

※ベース色による組み合わせで、発色時の色が上記色見本と異なることがあります。

【パールサーモ】

感温染料のBlackとパール顔料の組み合わせによりカラーバリエーションが増やせます。

メカニズム

感温染料の内包物は染料・顕色剤・減感剤の3つが基本となります。染料は単独では無色ですが、顕色剤に電子を与えると構造が変わって発色します。一方、減感剤は、ある温度以上になると、こうした電子の授受を阻害する物質で、変色温度は概ねこの成分に由来します。これらの成分の選択により、色・発色濃度・変色温度が決定されます。

 

主な用途/製品

アイデア次第で様々な用途に利用できます。冷やすと文字や図柄が出てくる飲み頃シール、温めると隠し文字や絵が見える教材。

 

 

 

 

 

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